インバウンドと食品輸出
2018年に日本を訪問した外国人が3000万人を超えました。30年前の平成元年は約284万人だったようです。政府は、東京オリンピック開催の来年2019年は4000万人の目標を立てています。
日本訪問の外国人の増加に比例して食品の輸出も増えています。加工食品も含まれる農林水産品の輸出額は、1990年(平成2年)の約3500億円から2019年には1兆円が視野に入っています(農林水産省のリンク貼ります)。おおよそ30年間で3倍程度に増える事になります。訪日外国人増加ほどの伸びとはなっていませんが、大きく伸びています。政府が輸出を後押ししたことと、日本を訪問した外国人が日本食のリピーターとなり、海外の経済力向上に伴い日本産を求める本物志向に拍車がかかっている構造が推測されます。
次の展開としては、 日本産だけでは満たされないニーズ(地域限定や品種限定など更なる付加価値が求められる)が顕在化してくると思います。まだまだ輸出増の流れは続くと見ており、食品を含めた日本の農林水産業が成長する余地は大きいと思います。
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