Supply Side West 2019とラスベガス
10月17日と18日の二日間、出展者としてラスベガスで開催された「Supply Side West 2019」に参加しました。その感想です。
<参加企業の地域>
世界各地の企業がブースを出していました。その中でも中国企業は数が多く、タイトルスポンサーになっている企業が中国系でもあり存在感がありました。会場内にあるオフィシャルな案内にも中国語の記載がありました。
日本に輸入したい概知の製品を探すという観点からすると、中国の展示会に行くよりもこちらの展示会の方が良さそうな気がしました。輸出に積極的でアメリカ市場に進出しようとする企業ばかりなので、中国内だけでビジネスをおこなっている企業(輸出に支障がある可能性)はふるいにかけられています。そのため、効率的にサプライヤーを探せるのではないかと考えました。
<大きな流れ>
食品からの健康志向は大きな流れと感じました。プラントベース、クリーンラベル、オーガニック、〇〇フリー(グルテンフリー、ソイフリー、デイリーフリー、など)が特に目につきました。他にも、栄養価(ニュートリション)を強調した製品(タンパク、アミノ酸、食物繊維など)やプレバイオティクス・プロバイオティクスも多かったです。
差別化を図るために必死に謳い文句(どんな小さなことでも!)を探している様相に感じました。
<発見>
輸入面では、アミノ酸・ビタミン類・デンプン製品を扱う複数メーカーと突っ込んだ話ができました。日本への供給に向けて協力する方向で話は進んでいます。
輸出面では、アメリカ市場への足掛かりができました。日本を含むアジア発の食品原料をアメリカに輸出する一歩です。
<その他>
今回はラスベガスを22年ぶりに訪問しました。そこで一番感じた事は物価の高さです。経済が22年間停滞している日本と経済成長を続けるアメリカの結果の差を実感しました。
20年前は日本の若者が多かったと、Uberの運転手が言っていました。確かに学生でもラスベガスのアトラクションを満喫して、安いからと色々買い物をした事を思い出しました。
今はやはり中国人が多く、物もバンバン買っています。アウトレットモールではUnionpayとAlipayが優待を得られるプロモーションをおこなっていました。完全に中国人優遇で不公平です。ただ、それだけ購買力が大きいのは見てすぐにわかります。
国家が絡む大きな流れを動かすには選挙に行くくらいしか出来ないので、個人レベルで付加価値を高める必要性を強く感じました。
長くなりましたが、感想を一言で言うと、ラスベガスはやっぱり楽しかった!
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